ゆとり世代と呼ばれる若者の仕事への価値観や考え方は?そして今後の社会での活躍は期待できるのか?

こんにちは。ふるかわゆき です。

昨年、2017年4月には、日曜ドラマで「ゆとりですがなにか」というドラマが放映されて、話題となりましたが、わたしも、ある意味、ゆとり世代の一人。

今、この世の中で、大きく価値観や常識、考え方が変動してゆく中で、はたして、自分たちの考え方や行動スタイルが正しいのか?誤りであるのか?

色々と悩み、葛藤することが多いのですが、今回は、社会文化人類学を研究されている、岸本明子さん(仮名:32歳)に伺った話をもとに、このテーマで、コラムを進めてゆこうと思います。

まずは、世代間のそれぞれの価値観を認め合うことが大事

岸本さんは、以下、こんなお話を聴かせてくださいました。

“今、社会全体の構造というものを見渡した時、どのような世代階層に分かれているのか?まずはこのことから考えた方がいいかも知れません。

今、この日本で、頂点とされる世代は、終戦前後に生まれた所謂、「団塊の世代」と呼ばれる人たち。

この人たちは、終戦で焼け野原になった日本を再興するために、「戦後からの復興」を目標に、日本経済の興隆に力を注いだ世代です。“一致団結”や“猪突猛進”という言葉を好み、

とにかく、働くことを生き甲斐に、昭和の半ばから、平成の半ばくらいまで、必死に働き、頂点に居座る人たち。

続いての世代が所謂バブル世代と呼ばれる世代で日本経済が頂点を極めた、90年代バブル全盛期に20代~30代という時を過ごし、好景気だった時代を謳歌した世代。

日本がようやく終戦の痛手から開放され、文化を享受すること、余暇を楽しむことにある意味、目覚めた世代で、今、40代~50代で、社会の中枢を支える世代と言えるかも知れません。

次の世代は就職氷河期世代で、バブルまさに文字通り、泡のように弾けた後訪れた不景気時に、不遇な就職活動に終始し、思いのままに仕事を選ぶことが出来ずにいた世代の人たちで、

今、30代。企業や社会を支える人たちです。

そして、ようやく、次に来るのがゆとり世代。所謂、ゆとり教育の申し子とされ、比較的、穏健、温和な環境のもと育ってきたため、ガツガツしていない。マイペース。といったところが特徴とされます。

そして、次に来るのが、さとり世代。幼い頃から既に携帯電話やスマフォを持ち、

家にもパソコンがある環境の中で育ったため、ググってすぐに答えを見つけ出してしまうあたりがその特徴と言えるかも知れません。

さて、このように、世代間によってこれほどまでに大きな差があるのが、ある意味、この国、日本の特徴です。

一つ、危惧としてあるのは、日本は戦後急速な経済成長を遂げたにも関わらず、バブルを頂点として急速に経済が低迷した。

そして、それぞれが生まれ育ってきた社会環境があまりに異なるために、

既に「世代間共通の価値」や「世代間共通の認識」が、生まれにくい状況にあります。

そうなると、所謂、世代間の断絶が起こり、互いが互いを認め合うことなく、ついつい、自分たちの世代を中心に物事を考えてしまいがちになるということ。

しかし、社会とはこうした異なる世代、異なる価値の集合体として形成されるものであり、互いがコンセンサスを行いながら合意事項を形成してゆくもの。

つまり、大切なことは、それぞれの世代が、それぞれの世代同志でコミュニティを形成するのではなく、幅広い世代が多様な価値観、考え方を認め合う中で、

社会なり、政治なりが機能してゆくことが大切です。

しかし、今、何が問題になっているか?というと、団塊の世代やバブル世代の人たちが権力を傘にして、異なる意見、考え方を強引に排除しようとする姿勢が顕著にみられるところ。

今の国会で問題となっている、森友問題、加計問題に関しても、政治家の傲慢な判断に、仕方なく官僚が忖度をして、様々な混乱が生じています。

また、2017年、昨年来、問題となっている大企業の隠蔽、改竄問題にしても、所謂、結局、団塊の世代の強引な押し付けを下の世代が拒むことのできない、

「間違っていることであるにも関わらずNoと言えない」気運を排除することが出来ないという事に問題があり、

今、社会で“正しい選択”が行われていないことが、様々な弊害を引き起こしています。

そして、本来、そういう不正や問題に対して、激しく抵抗し、社会変革を行う基軸となるのが、若い世代=ゆとり世代、さとり世代と呼ばれる人たち。

しかし、そういう声が上がってこないのは、ゆとり世代の特徴である、それはガツガツしていない、

マイペースであることに起因し、さとり世代のように、ある意味、すべて諦めて、自分たちは自分たちで心地よい空間を築き、その中で生活してゆこうという姿勢に現れている。

“経済が低迷して閉塞し、他者に構う余裕など何処にもない”といえば身もふたもない話ですが、

日本以外の海外で、“変革”や“改革”の中心となり社会が大きく変容してゆくきっかけを創るのは、若い世代の人たちの正義感や公正さへの拘りや誠実さ、ひたむきさというところです。

もし、仮に、こうした、若い世代の人たちの興味や関心が、「この国の未来」や「社会」に向けられなければ、結局、今、起こっている問題は解決できない。

と、わたしは思うのです。“
と…。

 

私は大学を卒業してから会社に就職したわけですが、社会に出てから学生時代にやっておけばよかったと後悔することがありました。

それは、社会に出て働いている人、世代の違う大人に学生のうちから接する機会を積極的に持つべきだったということです。

学生時代に関わる大人といえば、身近な家族や親せき、近所の人、学校の先生、部活のコーチ、習い事の先生などでしょうか。

また、ほとんどの人は学生時代に一日のうちで同じ時間を過ごすのが同世代ばかりであったと思います。

それが一転して、社会人になるとむしろ同じ世代の人と仕事をする機会の方が少ない環境に急に放り込まれます。

まるで、牧場で飼い慣らされていた羊が急に弱肉強食の野生動物の世界に急に放り込まれたような感覚でした。

そうすると自然と階級の上の世代の考え方を押し付けられたり、自分の考えをなかなか受け入れてもらえないことに悩み、苛立ったりということが起こることは仕方のないことなのかもしれません。

岸本さんがおしゃっていたように、世代ごとの価値観、考え方に違いがあることや社会というものが異なる世代、

異なる価値の集合体として形成されているものであるということを理解しておくだけで、世界の見え方というものが変わってくるのではないかと思います。

そしてそれが、早い段階での「幅広い世代が多様な価値観、考え方を認め合う」ことにつながってくるのではないかと思いました。

 

自分たちが社会の中核をなす時が来た時の準備を今の段階からしておくことが大切!

岸本さんは更に続けます。

“「ゆとり世代が、社会で活躍できるのか?」という質問に対しての答えは、当然Yes。

なぜならば、団塊の世代がこのまま居座ることはできませんし、順送りにそれぞれの世代が、時代の中核を担うことになるので、時が来れば、それは実現するでしょう。

でも、たぶんこの質問の本当の意図「ゆとり世代が、”今“、社会で活躍できるかどうか?」という事だと思うのですが、凄くシンプルに言えば、社会というものに、興味、関心を持ち、積極的に関与するという姿勢を示し、

活躍の場を自ら求め、切り拓いて行ける人は、世代に関わらず、活躍の場が得られるでしょう。

しかし、社会というものに対して、興味や関心をいだくことなく、積極的な関与も拒み、社会から何か与えられることばかりを求める人には、なかなか活躍の機会は訪れないかも知れません。

社会とかかわることのもっとも簡単な場所が“仕事”です。

その仕事に打ち込むその背景に、“社会を変えてゆきたい”、“社会をもっとよくしてゆきたい”という思いが込められ、反映されるようであれば、社会で活躍するという実感を得ることが出来ると思います。

わたしは、もはや、“世代によって行動様式や価値観が異なるのは当然”な事だと思っていて、

ゆとりだから、さとりだから、若い世代の価値感など、なかなか大人たちに認めてもらえないと嘆くのではなく、

“認めさせるように努力すること”や、“自分たちが正しいと思うことに向かって全力疾走すること”で変えて行けると思います。

若さの強力な武器とは、お金やステイタスではなく、自分が正しいと思うこと、好きなこと、やりたいことに傾けることができる情熱です。

それを失うことがなければ、自分なりの“社会での活躍の場”が得られると、そう思うのです。

 

まさに、私も若さの強力な武器を今、フル活用していきたいと思い、今夏までで勤め先を退職する決意をしました。

私が勤めている会社の企業理念や社会への貢献の仕方、職場の人など、実はとても好きで、本当にこの会社に入って良かったなと誇りに思うくらいです。

しかし、もっと広い世界を見てみたいし、今しかできないこと、自分が正しいと思うことにまっすぐに全力疾走したいと思って、その思いの方が勝ってしまいました。

とはいえ、私が会社を退職後に「社会で活躍できる」という保証はありません。

しかし、岸本さんがおっしゃったように社会に興味を持ち、積極的に関わろうと行動していくことで“自分なりの活躍の場”というものは作れると思っています。

また、私としては、自分なりの活躍の場を作りながらも、自分なりの活躍の場を探している人のお手伝いをしていきたいなと思っています。

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ふるかわゆき
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